協会概要

協会概要・メッセージ

NPO日本朗読文化協会

名誉会長 加賀美 幸子
「限りない朗読の道」
朗読の門は入り易い。文字表現を音声表現で立ち上げる喜び。古今東西の作品に自らの声を合わせる魅力。楽しみは限りない。うまい下手は関係ない。

でも過ぎれば不協和音に気づき、足りなければもどかしく寂しい。その反省と挑戦が又楽しい。人生を濃くしてくれる朗読世界である。

自らの朗読を楽しみ深めつつ、更に、人々に聞いていただき古今東西の様々な作品の心と内容を伝えるのが「NPO日本朗読文化協会」の役目である。

ただ読み伝えるのではなく、聞く人の胸に届き、心を動かすことができるかどうか…厳しく問われもする世界でもある。それだけに限りなく深くその道は続きに続き、いつまでも心若くいられるのが朗読だと胸を張ろう!

プロフィール

加賀美 幸子(かがみ さちこ)
アナウンサー(元NHK理事待遇)。NPO日本朗読文化協会名誉会長。「夜7時のテレビニュース」「大河ドラマ」「NHKアーカイブス」「ラジオ深夜便」「NHK全国短歌大会」「古典講読」など、ニュースから古典まで様々な番組を担当。現在も 「古典講読・西行」「漢詩を読む」 など幅広く活躍。NHK会長賞、ダイヤモンドレディー賞、前島(密)賞、徳川夢声市民賞など受賞。『こころを動かす言葉』『ことばの心・言葉の力』『源氏絵物語~原文朗読つき』『読み聞かせる戦争』他著書も多い。千葉市男女共同参画センター名誉館長、放送人の会理事、公益財団法人長寿科学振興財団理事、植草学園大学客員教授 、福井県文学特別顧問、日本文藝家協会員、NHK文化センター講師他。

名誉会長 加賀美 幸子

設立趣旨

NPO日本朗読文化協会は、プロ・アマチュアを問わず「朗読」という文化活動を通じて、広く社会に貢献することを目指して設立されたNPO(特定非営利活動法人)です。

  • 朗読を楽しみとされている方の活動の場の提供
  • 全国の朗読愛好家たちとの交流
  • 朗読ボランティア
  • 朗読技術の向上

既存の枠にとらわれず自由な発想でさまざまな朗読活動を展開することで、朗読という表現方法を楽しみながら広め、地域社会や文化・教育・福祉への貢献ができることを願っています。

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設立の経緯

1999年から2002年まで銀座博品館劇場において、ニッポン放送主催、「源氏」朗読実行委員会の運営のもと、瀬戸内寂聴訳『源氏物語』朗読公演を開催しました。その過程で2001年、NPO設立の要望に応え、特定非営利活動法人日本朗読文化協会の設立を東京都に申請、同年12月、設立の許可が下りました。初代名誉会長は瀬戸内寂聴氏。

あゆみ
2001年12月
NPO日本朗読文化協会設立
2002年6月
19日を『朗読の日』と定める
2003年6月
第1回『朗読の日』銀座博品館劇場で開催
10月
「朗読教室」開講
2004年3月
「朗読教室」第1回発表会
4月
朗読ボランティアグループかもめ活動開始
8月
平和を考える朗読公演開催
11月
第1回「60歳のラブレター ~いい夫婦の日朗読会~」
2005年2月
第1回「朗読ボランティアグループかもめ朗読会」開催
3月
「八重洲朗読会」開始
5月
「声に出す平和への祈り」朗読会開催
5月
瀬戸内寂聴訳「声にして楽しむ源氏物語」CD発刊
2006年12月
第1回「朗読コンクール」開催
2008年12月
第1回「朗読アラカルト」開催
2011年5月
第1回ヒルズ・サロン朗読会開催
2012年2月
震災遺児支援「チャリティ朗読会」開催
4月
古典研究会学校訪問
2013年1月
図書館朗読会
2017年1月
第100回八重洲朗読会
4月
第1回ルコント・サロン朗読会開催
2019年6月
第17回「朗読の日」開催

役員・顧問

理事
名誉会長 加賀美 幸子 NHK 番組キャスター、放送人の会理事
千葉市男女共同参画センター名誉館長
理事長 伊澤 逸平 元(株)八重洲ブックセンター 代表取締役
理事 阿部 俐奈 元一級建築士事務所(有)日渉企画代表
天沼 澄夫 朗読プロデューサー、元キングレコード常務取締役
飯島 晶子 朗読家、(有)ヴォイスケ代表
高田 淳彦 元鹿島建設(株)常勤監査役
一般社団法人企業法学会理事
堂本 暁子 ジャーナリスト、元千葉県知事
中西 和久 京楽座主宰、日本新劇俳優協会員
日本演出協会会員
松野 正義 (株)インターナショナル・カルチャー代表
三田村 雅子 フェリス女学院大学名誉教授、国文学者
 
監事 岩本 高明 元ハリウッド(株)SBM研究所所長
顧問 石川 剛 (株)エージ―代表取締役会長
伊藤 義文 (株)博品館代表取締役会長
遠藤 潤 キングレコード (株)
久保谷 富美男 神田外語大学
壤 晴彦 NPO 演劇倶楽部『座』主宰
野間 省伸 (株)講談社代表取締役社長
(敬称略 50音順)

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主な事業活動

朗読ボランティア活動
朗読ボランティアグループかもめ
2004年4月に結成された当協会員有志によるボランティアグループ。約50名が登録。毎月児童館・高齢者施設等へ各2~3人での訪問朗読を中心に、きめ細かい対応を目指した活動に取り組んでいます。毎月の定例会の後、ボランティアの更なる質の向上の為勉強会を開き、各人の体験、喜ばれる歌や詩、作品・お話、手遊び等の情報を交換し合い、朗読と共にスキルを磨いて訪問に役立てています。その他2年に1回朗読力向上の為に「かもめ朗読会」を開催。又協会の諸行事の際は裏方として活躍し、大きな支えの力を発揮しています。最近では外部からの依頼も増え、学んだ朗読を生かす活動も広がっています。
朗読教室の運営

初めて朗読を学ぶ方から、経験、実績をお持ちの方まで、幅広い朗読愛好家の方たちを対象にした朗読教室を運営しています。朗読だけでなく、演劇、演出などにも経験豊富なプロの指導者を迎え、あらゆるレベル・ジャンルの朗読教室を用意しています。また教室によっては発表公演も行っています。

朗読の普及を目指して
朗読指導者の養成
朗読文化の裾野を広げるには各地域、各サークル・団体などに適格な朗読指導のできるリーダーが必要です。そこで当協会では講師養成講座を開催しています。終了後、協会講師の審査を受け、一定の基準を満たした方には「NPO日本朗読文化協会朗読講師」の資格が与えられます。
講師の派遣
*カルチャーセンターなどが主催する朗読教室に講師を派遣しています。
*図書館朗読
図書館に来られる方に朗読の楽しさ・感動を体験していただけるよう、企画構成して朗読者を派遣しています。
*古典朗読学校訪問
古典の面白さ・楽しさとともに古典の心を子供たちに伝えるため、小・中学校に朗読訪問しています。
朗読イベントの企画・開催

『朗読の日』公演 (銀座博品館劇場で開催)
当協会の活動と存在をより多くの方たちに知っていただくため、毎年6月19日を『朗読の日』と定め、この日を中心に協会員の朗読公演を開催しています。
朗読コンクール
全国で朗読活動をする多くの方たちの技術向上をはかるために「朗読コンクール」を主催しています。
「声に出す平和への祈り」
朗読を通じて平和のメッセージを広く世界に訴えるために開催しています。
朗読アラカルト
朗読に不慣れな方たちも、気軽に舞台朗読を体験できる発表会です。
企業とのタイアップによる定期朗読会
「八重洲朗読会」 八重洲ブックセンターのイベントスペースで定期朗読会を年6回開催しています。
「ルコント・サロン」 協会内の親睦を深めるため、また新しい会員との相互交流、その他、誰でも企画参加できる、お茶とお菓子付の気軽な朗読会です。毎月のように開催予定。

情報発信

全国に広がる会員相互の情報交換の場として、当協会機関誌「朗読ニュース」の発行やホームページ(http://www.rodoku.org/) による即時性のある情報発信を行っています。